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甦れ!

 今日は、いきつけの文具屋に行って相棒とも呼べる万年筆を修理に出した。 万年筆というのは非常に繊細で、キャップを外すとニブと呼ばれるペンの筆記部分が露出した状態になるため、そこに少しでも衝撃が加わるといとも容易くダメになってしまう。 しかし、筆記時はもちろんペンの中に染み込んでいるインクを洗浄する時など、繊細なニブの露出を避けて通れない道具である。

 

 先日、ペンの中に染み込んだインクを洗浄している時に、繊細だと分かっていながら取り落としてしまった。 高さはほんの5㎝10㎝ほどだったが、ニブに僅かな衝撃が加わってしまったらしく、書き味が変わってしまった。 今まではとても滑らかに筆記できていたのが、僅かな引っかかりを感じるようになってしまった。 ほんの僅かな引っかかりだが、万年筆で文字を書く上ではその引っかかりがどうしても気になる。 不快だ。

 

 今までは物思いに耽る時は相棒に頼りっきりだったが、相棒に迫るぐらい程度の良い万年筆を手に入れられたので、今回やっと修理に出す決心がついた次第。

 

 修理の見積もりに1週間、作業に2、3週間ということでおおよそ1ヶ月はかかるらしい。 そりゃそうだ、修理なんて新しく製品を作るよりよっぽど難しい。

 

 文具屋を通じてセーラー万年筆に修理に出されるとのこと。 無事、蘇って手元に戻ってきてくれ。